端四国霊場と落葉。
つるぎ町貞光から半田地区に向かう里山は端山(はばやま)地区と呼ばれています。そして貞光の江ノ脇地区にある薬師堂を皮切りに、半田松生の赤目庵まで88カ所の札所が点在し、端山四国88カ所霊場(通称:端四国)として昔から信仰の地になっていました。
かつては多くの巡礼者が辿った端四国(はばしこく)ですが、今は巡礼者の姿を目にすることは少なくなりました。ただ、各札所の建物は地域のみなさんがお世話しているのでしょう。いずれも古くはなっているもののしっかりと継承されています。
半田紙屋地区にある四眠堂(しみんどう)も、そうやって地域で大切に守られている霊場のひとつで68番目にあたります。ピジョンズ・パーク(P.P)が訪ねた昨日の黄昏時、雨上がりの境内が黄金色に染まっていました。(P.P)の心にまたひとつ、信仰の火をともす光景に出会いました。