井川町・島尾菓子店さんの奥座敷。

旧家の隠し部屋!!!

▲木造3階建ての旧商家。130年以上前の建築だそうです。

お亥の子菓子で知られる菓子店さんが三好市井川町でこうばしい香りと伝統の味を守り続けています。うだつを備えた旧商家の佇まいも残る通りで昭和5年から創業を続けている島尾菓子店さんです。

お亥の子菓子というのは、「おいのこがし」と読んで、遠い昔からつい最近まで行われていた行事に使われる菓子で、収穫祭の日に子どもたちが家々を巡ってこの菓子をもらっていたのです。いまは、そうした行事はどこかに潜んでしまいましたが、お亥の子菓子は生き延びて、かつての物語を伝えています。

ピジョンズ・パーク(P.P)がおじゃまさせていただいたのは、島尾菓子店の3階。今年の元日でした。菓子店を始める前は、刻みタバコを作っていた商家だったそうで、たいへん繁盛したのだそうです。で、夜な夜な3階の小部屋に取引先さんやお得意さんらが集まって、会合したり、酒宴したり、ときには賭け事に興じたりと賑やかだったそうです。

(P.P)にこの話を聞かせてくれたのは、島尾菓子店の当主さんで、(P.P)ではお馴染みの色えんぴつ画家・川上和彦くんの義父。──今から130年も前の話だそうです。

▲2階の奧。隠し扉の奥に、急な階段が。そこをギシギシと登って行くと…。

▲うだつを上げた商家が残る通りを一望する高台の部屋。漆喰塗りの窓枠は凝った作りで、天井板も見たことのない模様に貼られています。小部屋といいつつ、30人くらいは余裕でくつろげる空間を備えていました。今はもう、使われることはなく、家人も滅多に上がることはないのだそうです。

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