美波町/第23番札所医王山無量寿院 薬王寺。

△仁王門。気持ちが凛とします。

●厄除の古刹へ参拝。

おん ころころ せんだり まとうぎ そわか

一年ぶりに参拝させていただきました。四国88ヶ所霊場のうち「発心の道場」と呼ばれる徳島県最後の札所、第23番札所薬王寺。

旧日和佐町の町並みを望む高台の上。

男女厄除けの石段を登り、本堂、大師堂で手を合わせ、高さ30m近い瑜祗塔(ゆぎとう)を見上げて、今年のピジョンズ・パーク(=P_P=)の厄を祓っていただきました。

吉野川市鴨島町/鴨島八幡神社。

△はや桜の便り。鴨島八幡神社の境内にて。

●梅花と桜花の競演!のはじまり。

ふるさと徳島の空は灰色。朝のうち陽光が射し、清々しい空気が満ちていたのを幸いと、ピジョンズ・パーク(=P_P=)は、近所の神社にお参りさせてもらいました。

早起きは三文の徳──さっそく福をいただきました。

二拝二拍手一礼。参拝を終えて境内を見回すと、南の隅で大きく育った5、6本の梅の木が。そのどれもが、梅花を満開させて甘い香りを惜しげも無く、あたりに振る舞っていました。

加えて境内北側の隅に、近年植えられたばかりの小さな桜の木を見つけました。緋寒桜なのでしょうか、つぼみは大きく膨らみ、すでに花を咲かせている枝もあります。

梅花と桜花の競演の本番は今週末でしょうか? 

競演のはじまりに呼ばれ、おかげさまで、曇り空の今日も、とても良い気分で過ごしている(=P_p=)なのです。

いの町/とさでん伊野駅。

△ことでん伊野駅。4つ有る終点のひとつだ。

●路面電車のレトロ終点。

高知市に出かけて、ふるさと徳島との大きな違いのひとつは、路面電車「とさでん」の走る光景。

カタンコトン、行き交う自動車と同じ道路を電車ものんびりと利用しています。

「とさでん」の、はりまや橋駅を中心に十字に延びる路線で4つ有る終点のうち伊野駅は高知市の隣町、吾川郡いの町に設けられています。

シゴトの合間、お昼を取ろうと立ち寄った小さな町は、昭和レトロな雰囲気に包まれていました。

鴨島町/初雪。

△ハツユキカズラに積もる初雪。

●やっと冬の使者。

国道192号を走るクルマのタイヤの音が、ビシャビシャと湿りけを帯びていました。

寝室のカーテンを開けると、うっすらと白い風景が広がっていました。駐車場にも田んぼにも家々の屋根にも、雪が乗り、冬の景色を描き出しています。

10時前になって、雪は雨に変わり、地面や屋根も元の色を取り戻しはじめています。

暖冬の2019年。やっとやって来た冬の使者は、どうやら早々にスガタを消していくようです。

美馬市脇町/建神社(天王宮)。

△参道入り口で見上げた石造りの扁額。

●うだつをあげた町の丘の上の宮。

吉野川北岸にバイパスが整備され、その北側に延びていた脇町の幹線道路、県道12号鳴門池田線(鳴池線)はいまは静かな通りになっています。

美馬庁舎(徳島県西部総合県民局)の北向い猪尻地区の小高い丘の上に、今号の訪問先「建神社」はひっそりと佇んでいました。

鳴池線の沿道から境内に延びる石段は急勾配で、結構な段数があります。参道入り口の石の鳥居を見上げると扁額(へんがく)には「天王宮」の文字。建神社の旧社名なのか、かつてここに天王宮と呼ばれる社があったのか、通称なのか、いろいろと創造が膨らんでいくのです。

石段をじっくりと愉しみ、お招きくださった主祭神に二拝二拍手一礼。ピジョンズ・パーク(=P_P=)は謹んで初詣させていただきました。

山川町/青空と岩津橋。

△橋柱が北詰にだけある珍しいスガタ。

●心ひかれる吉野川の吊り橋。

国道192号から望む岩津橋(いわづばし)の架かる風景です。山川町と阿波町を結んで、吉野川に架かる吊り橋で、長さは175m、幅は10m余り。

いくつもの奇岩が顔をのぞかせる岩津の淵を眼下に、ヒトも歩いて渡ることができます。吉野川に架かる多数の橋の中でも、珍しく阿波町側の北詰にだけ橋柱が立つ片斜張橋で、どの方向からも美しいスガタをしています。

ピジョンズ・パーク(=P_P=)お気に入りの橋の一本です。

△国道192号。奥が西方向。高い空の光景にも、低い雲の日にもよく似合う。

吉野川市山川町/満開の紅梅。

△国道192号からも、よく見える。

●春、薫る。

阿波町と山川町を結んで四国三郎吉野川に架かる吊り橋「岩津橋」。この橋の南詰(山川町)近くから、種穂忌部神社に向かう急な登り坂の参道が延びています。

そうして参道の入り口近くで毎春、いち早く開花し、美しいスガタと甘い香りを振る舞ってくれる一本の紅梅を見つけていました。

いつしかピジョンズ・パーク(=P_P=)は通りすがるたび、国道192号からもよく見えるこの梅の木の開花を心待ちにするようなっていたのです。

満開を目の当たりにする幸運は、先日ついに(=P_P=)にもたらされました。

山川町/JR川田駅とスイセン。

△JR川田駅舎内。列車が出たばかりで、とても静かだ。

●おこうっつぁんが見守るホーム。

JR徳島線の駅はすべて行き尽くし知り尽くしていると思い込んでいたピジョンズ・パーク(=P_P=)は、先日、抜かっていたことを思い知りました。

JR徳島線、愛称:吉野川ブルーラインで、徳島駅(を含めて)から16個目の駅「JR川田駅」の駅舎内に初入場。ちなみにJR徳島線の駅は徳島駅と阿波池田駅を含め、徳島/佐古/蔵本/鮎喰/府中/石井/下浦/牛島/麻植塚/鴨島/西麻植/阿波川島/学/山瀬/阿波山川/(川田)/穴吹/小島/貞光/阿波半田/江口/三加茂/阿波加茂/辻/佃/阿波池田の順番に並んでいます。

国道192号線の南隣を平行して走る旧道沿いにあるため、クルマで通りかかることもなく、見逃していたのです。駅名は「かわた」「kawata」と読み、無人駅ですが駅舎もホームも美しく清掃整頓されていました。

線路脇ではスイセンの群生が満開の見頃を迎え、その上に立派な桜の並木が枝を伸ばしています。「これはもう、桜花のシーズンに再訪しなければならない!」と(=P_P=)に固く決意させるに十分なイメージを備えた駅の佇まいなのでした。

川島町/岩の鼻展望台。

△どうやって彫ったものか。岩の鼻の断崖絶壁の上、そこら中に落書きがありました。

●阿波九城跡の落書き。

吉野川市川島町にかつて阿波九城『川島城』が築かれていたそうです。阿波九城とは、徳島藩の要所9ヶ所を守備する支城。

そんな支城のひとつだった川島城は、四国三郎吉野川を望む『岩の鼻』と呼ばれる断崖の上に築かれ、自然の要害を利用した堅牢な城だったそうです。しかし江戸時代創生期(1615年)に出された一国一城令によって廃城となり、現在はその姿を見ることはできません。

岩の鼻の麓に再建されたレプリカ川島城は展示室、貸し会議室などに利用されていましたが、耐震対策などから、今年4月で休館する予定なのだそうです。そして本丸跡である岩の鼻は展望台となり現在に至っています。

一国一城の主気分を満喫しようと、久しぶりに登ってみて、あれれと気づきました。頑健な岩肌に彫り込まれた文字。人の名前のようでもあり、しかもたくさん。あちらにもこちらにも。

著名な落書きアーティストの話題が最近興味深いのですが、こんな所にも大変な苦労の痕跡を発見して、ヤレヤレと嘆息するピジョンズ・パーク(=P_P=)なのであります。

高知市長浜町/秦神社。

△秦神社の境内に続く参道。

●県外編:長宗我部元親公を祀る杜

戦国時代に土佐を治めていた長宗我部氏。第21代当主元親公を主祭神に祀っているのが、高知市長浜町で四国88ヶ所霊場第33番札所雪蹊寺に隣接する秦神社です。

先日、雪蹊寺に参拝した際、立派な石の鳥居に魅せられ、ピジョンズ・パーク(=P_P=)は、誘われるままに主祭神を訪ねました。

二拝二拍手一礼。当地へお招きいただき、しんとした杜で、神木のささやきに耳を傾けさせていただく幸運に浴すことができました。

長宗我部家にまつわる伝説がたくさんうずくまる境内。読者のみんなにも聖地の色合いを届けておきます。