氷瀑回顧



2022.02.08 あわの風景ご近所名所

10年一昔といいます。親しんだ百貨店が姿を消し、脱炭素化で自動車のエンジンも一変し、このところはインバウンドの好景気も去ってwithコロナの暮らしがやってきています。しかし変わらないものもある。ふるさと徳島の自然はみんなの宝ものとして変わらぬ表情を見せてくれます。



●氷瀑回顧。

山国と呼ばれる、ふるさと徳島は、たくさんの谷や川に恵まれています。標高1500mから2000m近い山々を流れる谷川は無数の滝を削り出し、ふるさと徳島の表情をいっそう複雑で豊かに彩っています。とはいえ数(あまた)の滝が存在するといっても、滝頭から滝壺まで凍り付かせる「氷瀑」に出会える場所は、そう多くはありません。神山町上分を流れる神通谷川の上流。そこに落ちる神通滝は2月上旬頃、限られた日に氷瀑を生みます。数日前にも氷瀑の記事が氷瀑ファンの心を浮き立たせました。神山町を知り尽くす雨乞滝の女神さま(麻空さん)や四国山岳植物園岳人の森の主・山田勲さんから氷瀑の魅力を伺ったピジョンズ・パーク(=P_P=)も四季を通じて通っています。今日の掲載写真はちょうど10年前の2月。白い表情で笑う神通滝に巡り会ったときのものです。